ジオランダーX-MTとジムニーの組み合わせの評価

外見的にはGoodなJB64ジムニーとジオランダーX-MTですが、実際に走ってみての感想です。

BFグッドリッチのKO2と比較すると間違いなく走りやすくなっています。

 

右前輪はハンドルを目一杯切ってもフレームまで2㎝ほどあるので、干渉する心配はありません。

 

左前輪はといいますと、ギリギリ干渉しない感じです。

 

黄色〇はBFグッドリッチのKO2のときに牽引フックのところ干渉して黒の塗装が剥げて白くなっています。

X-MTは外径こそ大きいですが、横幅は20㎝ほどなのでKO2よりも2.3㎝狭いので干渉しません。

でも、言い換えればタイヤとボディが干渉しても塗装が剥げて艶々になるだけということですw

 

JB64とジオランダーの相性としては良いという評価をだしても問題ないと思います。

 

 

タイヤの外径と速度差

大口径化するときの注意点としては、やはりスピードメーターの誤差です。

純正タイヤの外径で表示されているスピードメーターなので、当然外径が大きくなると速度差が生まれます。

 

手前がジムニー純正サイズの175/80R16で外径が692㎜。

奥がジオランダーX-MT7.00-16で外径が785㎜。

 

これだけのサイズアップになると-12.26%の速度誤差になります。

ジオランダーを履いてスピードメーターが時速100㎞を指しているとき、実際に出ているスピードは時速112.26㎞になります。

うっかり速度制限60㎞/hで走行してたとしても6~7㎞/hオーバーになってしまいますので。

 

そうなると必然的に走行距離も変わってきます。

大型化した外径のタイヤは一回転で進む距離が増えるので走行距離は実際走った距離よりも少なく表示されます。

まぁあまり気にすることはないと思いますが、それよりも気になるのはモッサリ感です。

 

JB64MT車のギア比は歴代のジムニーの中で最も高く設定されています。

ノーマルだとちょうど良い乗り心地になっているのですが、タイヤが大幅に

大きくなると力不足は隠せません。

 

ちょっと調べていたらおもしろいことに気が付きました。

今までのジムニーはMT車とAT車だとAT車の方が最終減速比(ファイナルギア)が高かったのですが、JB64に関してはMT車の方が高く設定されています。

ジムニーを低速化するには、このファイナルギアかトランスファーをSJ30やJA71の低いものに交換するのが一番手っ取り早かったのですが、JB64の互換性は不明です。

 

このレース用ジムニーはファイナルギアがJA71用を装備しているのでギア比を下げています。

 

これは2代目のレース用JA51ジムニーではトランスファーをSJ30用のものと交換しています。

昔はアレコレと組み合わせて自分の乗りやすい仕様にできていたのですが・・・

 

JB64の場合、MT車のファイナルが3.818、AT車が5.375なので、AT車用のファイナルギアに組み込めば簡単に低速化することができます、もちろん互換性もあるはず。

ただ、AT車用のファイナルをつけてしまうと今度は低くなりすぎてしまうような気がします。

このあたりはもう少し研究する必要があると思います。

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